動物性乳酸菌と植物性乳酸菌

お通じが無いって辛いものですね。この頃、便秘がひどくてずっと悩んでいました。お水を飲んだり、運動したり、規則正しい生活を送るなど、紹介されている便秘の解消法は一通り試してみましたが、まったく改善されませんでした。先日30代になったばかりなので、年齢のせいとも考えましたけど、あまり関係なかったようです。

もちろん友達に勧められて、乳酸菌も意識的に食べていました。私の中で乳酸菌と言えばヨーグルトやチーズです。脂肪や塩分が気になりましたが、便秘のためならと我慢して長く続けました。それでも効果はいまひとつ実感できなくて、食べ物で改善するのは無理なのかもしれないと諦めかけていました。

そんな時あるサイトを見て、「植物性乳酸菌」があることを知ったのです。

”大豆や漬け物など植物性の食品を発酵させる乳酸菌のことを植物性乳酸菌と呼びます。日本では古くから調味料や加工食品に用いられてきました。
出典:【医師が監修】乳酸菌を多く含んだ食べ物 | ヘルスケア大学

植物性乳酸菌は、子供の頃から親しんできた醤油、みそ、納豆、漬物、日本酒などの発酵食品に含まれているそうです。植物性乳酸菌を取り入れるなら、特別に意識しなくてもできるような気がしました。原料となるお米や大豆、野菜はそれだけでも体に良いものばかりなので、安心して食べられます。

今まで私が食べていたヨーグルトやチーズに含まれるのは「動物性乳酸菌」と言うそうです。植物を栄養源とする植物性乳酸菌に対して、動物のお乳を栄養源にしています。それ以外にもこの2つには、同じ乳酸菌でありながら大きな違いがあるようです。

例えば動物性乳酸菌は安定した栄養と環境を求めます。ちょっと成分バランスが崩れたり、温度や湿度などの変化があると、そこで死んでしまいます。もちろん他の細菌と一緒にいることもできません。意外とデリケートなんですね。

対する植物性乳酸菌は、どんな環境でも生き抜ける強さを持っています。漬物のように塩分量が多くても、極端に寒い中へ置かれていても、へこたれません。植物なら何でも栄養にします。日本酒や醤油に使われる麹菌のように、他の菌と一緒になっても大丈夫です。むしろ大丈夫すぎて、味に大きく影響を及ぼすこともあります。

こうした強さの違いは、乳酸菌の届きやすさに反映されます。便秘を解消するなら乳酸菌は腸まで届かなければいけませんが、途中に「胃酸」など酸が強い体液に触れるので、元々弱い動物性乳酸菌の多くは、そこで死んでしまいます。植物性乳酸菌は、そんな酸に負けることなく腸までたどり着きます。その差は約3倍もあるそうです。今まで私が動物性乳酸菌を食べても便秘が改善されなかったのは、これが原因なのかもしれませんね。

さっそく私は、食事を和食中心に変えてみました。特に漬物は意識してメニューに加えています。原料の野菜に乳酸菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖が含まれているので、より効果的に植物性乳酸菌が働いてくれるからです。友達と飲みに行く時は必ず日本酒をオーダーします。

同時に乳酸菌サプリも始めてみました。1粒の中に動物性と植物性の乳酸菌が含まれて、腸で溶けるように作られています。それぞれに役割が違うので、健康のためには両方摂るのが望ましいそうです。

不思議なものですぐにお通じがやってきて、1ヶ月続ける頃には便秘で悩まされることもなくなりました。やはり植物性乳酸菌との相性が良かったのかもしれません。和食を作るのは手間がかかりますが、消化が負担にならないので体がとても軽く感じます。全身がすっきりしたようです。人間の体質は食べ物でも変えられるのですね。